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柔らかくなったジャガイモのチェック方法と活用レシピ

じゃがいも 食べ物

保存していたジャガイモが、外見上はほとんど変化がないのに触ると柔らかくなっていることがあります。

果たして食べられるのか、腐ってしまっているのか…

このような疑問を解決するために、柔らかくなったジャガイモをどう扱うかについて、以下の内容を解説していきます。

  • ジャガイモが腐敗しているかどうかの見分け方
  • ジャガイモが柔らかくなる理由
  • ジャガイモの保存期間や保存法
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柔らかいジャガイモは食べられる?腐敗の見分け方

ジャガイモを触ってみて柔らかいと、そのジャガイモが食べられる状態なのかどうか気になります。

わが家でも、保存していたジャガイモが柔らかくなったり、芽が生えてきたことがあり、食べてもよいのか迷った経験があります。

じゃがいもが柔らかくなっていても、必ずしも腐っているわけではないです。

そして、食べられるかどうかですが、実は食べることができます。

実際に腐っているジャガイモの場合は、一目で腐っていると分かる特徴があります。

  • 茶色や黒に変色している
  • 茶色い液体が漏れ出ている
  • 異臭を放っている
  • カビが生えている

特に、腐敗が進んでジャガイモが溶けてしまっている場合は、見た目だけでなく、嗅いだだけで強烈な不快な臭いがするため気づくことができます。

少しの部分が腐っているだけなら、その茶色や黒い部分を取り除き、残った白い部分だけを使って料理しましょう。

ジャガイモが柔らかい原因と対応策

ジャガイモが柔らかくなる主な原因は、水分の蒸発にあります。

ジャガイモは一般的に、涼しく暗い場所での保存が推奨されますが、保管している期間中に徐々に水分が減少していきます。

この水分の減少は、ジャガイモの休眠期が終わり、芽が生えることにもつながります。

芽には有害な成分が含まれるため、しっかりと取り除くことが大切です。

柔らかくなったジャガイモも、皮を剥いて中身が白っぽいかクリーム色であれば、安心して食べることができます。

しかし、柔らかいジャガイモの皮を剥くのは少し難しく、ピーラーが引っかかりやすいことがあります。

皮も厚めになりがちですが、次の方法を試してみてください。

ボウルに水を張り、ジャガイモを浸しておくと、中身や皮に水分が戻り、皮を剥きやすくなります。

ただし、柔らかくなりすぎて芽が生えてしまったジャガイモは、栄養や旨味が芽に取られてしまい、味が落ちることがあります。

ジャガイモは、柔らかくなる前に食べるのが最適です。

適切な保存方法に気をつけることで、しなびたり柔らかくなるのを防ぐことが可能です。

正しい保存方法を覚えておくと良いでしょう。

ジャガイモの長持ち保存術

ジャガイモがやや柔らかくなっても、中身が白やクリーム色であれば食べることができます。

ただ、柔らかくなると、ジャガイモのおいしいほくほく感や甘みが減ってしまいます。

ジャガイモを、新鮮な状態で長く保存するための方法をご紹介します。

ジャガイモは、冷蔵庫での保存が適していません。

7~14℃の常温で、暗く涼しく、風通しの良い場所が最適です。

特に風通しの悪い場所は湿気がこもりやすく、腐敗の原因になります。

冬はキッチンなどの風通しの良い場所で保管しても大丈夫ですが、夏の暑く湿気の多い時期は野菜室がおすすめです。

保存する際は、ジャガイモを新聞紙で包んでください。

これは1個から数個まとめてでも構いません。

包んだジャガイモは段ボール箱や紙袋に入れて、冷暗所に置くだけです。

新聞紙で包むのが面倒な場合、ジャガイモが収まる大きさの紙袋や蓋付きの段ボールに新聞紙を敷き、ジャガイモを入れる方法もあります。

大切なのは、ジャガイモが直射日光を避けることです。

日光が当たると、ジャガイモは光合成を始め、芽が生えたり緑色に変化することがあります。

既に説明したように、ジャガイモの芽や緑色の部分は食べないようにしましょう。

新聞紙で包むことにより、ジャガイモの保存期間が大幅に伸びます。

ただし、新聞紙が湿ってしまった場合はジャガイモが腐る可能性があるので、時々新聞紙を交換することが重要です。

ジャガイモを長持ちさせる保存テクニック

ジャガイモは、適切に保存すれば長期間保つことができる野菜です。

そのための理想的な保存環境は、涼しく、湿気が少なく、風通しの良い暗い場所です。

これらの条件を整えれば、ジャガイモは約4~6ヶ月間も持つことが可能です。

ただし、家庭でこれらの条件を完全に実現するのは難しいため、一般的な家庭での保存期間を知っておくことが重要です。

常温でのジャガイモ保存方法

ジャガイモは、7~14℃の涼しい環境での保存が望ましいです。

家庭では、直射日光が当たらない涼しく風通しの良い場所に、紙袋や段ボール、新聞紙で包んで保管するのが効果的です。

これにより、夏場は約1週間から10日、冬場は3~4週間の保存が可能になります。

また、リンゴを一緒に保管することで、エチレンガスがジャガイモの芽を抑制し、さらに長持ちさせます。

私の家では、冬場は1ヶ月以上も持ちました。

冷蔵庫でのジャガイモ保存方法

初夏から秋にかけての暑い時期には、野菜室での冷蔵保存が適しています。

この場合、ジャガイモを紙袋や新聞紙で包み、さらにビニール袋に入れて乾燥を防ぎます。

野菜室で保管すれば、夏場でも約1ヶ月の保存が可能ですが、乾燥によって水分が抜け、味が落ちることがあるため、1週間程度で食べきることを推奨します。

「越冬ジャガイモ」と呼ばれる特別なジャガイモも存在します。

これらは低温で保存されることにより、デンプンが糖分に変化し、通常のジャガイモよりも甘味が強いです。

これらは冷蔵庫だけでなく、雪や氷を利用した保管方法で、ジャガイモが凍らないように工夫されています。

4月から5月にかけて市場に出回りますので、お肉料理の添え物として使ってみるのも良いでしょう。

柔らかいジャガイモを美味しく使うレシピアイデア

たくさんのジャガイモをいただいり、買い置きのジャガイモがふにゃふにゃになってしまったり、芽が出てしまった時に役立つ、やわらかいジャガイモを活かすレシピをいくつかご紹介します。

味が落ちていることもあるので、例えばポテサラやグラタンなどのように、他の食材と合わせたり、しっかり味付けをした方が美味しく食べられるかと思います。

やわらかくなったジャガイモの皮は剥きにくいですが、あらかじめ水に浸けておくと剥きやすくなりますよ。

または、ふにゃふにゃのジャガイモは、茹でてから皮を剥く方法もあります。

  • ハッシュドポテト:老若男女に人気の定番料理で、肉や魚とも相性バッチリ
  • もちもちチーズポテト:おやつやつまみにも最適。チーズを加えると、さらに美味しさが増します
  • ポテトサラダ:やわらかいジャガイモはポテトサラダに最適です
  • ポテトコロッケ:手間はかかりますが、作った甲斐がある美味しい一品です
  • アリゴ:チーズとジャガイモを使ったフランス地方の伝統料理です
  • ポテトグラタン:ジャガイモとチーズの組み合わせは間違いなし。グラタンならメイン料理にもなります
  • スペイン風オムレツ:見栄えが良く、意外と簡単に作れます。ツナ、ベーコン、トマト、ピーマンなどを加えると、より豪華な仕上がりに

まとめ

柔らかくなったジャガイモが必ずしも腐っているわけではありません。

皮を剥いて中身がクリーム色や白色であれば安心して食べられます。

腐敗の兆候としては、

  • 茶色や黒への変色
  • 茶色い液体の漏れ出し
  • 不快な臭いや異臭
  • カビが生える

これらが見られる場合は食べられません。

また、ジャガイモの芽や緑色に変わった部分は、取り除いてくださいね。

柔らかいジャガイモも、水に浸したり茹でたりして工夫すれば、皮が剥きやすくなり、美味しい料理に変身させることができます。

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