スマホの利用開始年齢で多いのは12歳です(2021年総務省の調査より)。
中学校入学を機に、という感じですね。
そして、小学生でスマホを持ち始める子供も増えています。
小学生のうちに持たせると、スマホ依存やネットトラブルなどの悪影響が心配…。
責任を持って自己管理できる年齢を考えると、スマホを持たせるのは遅いほうがよいのでしょう。
しかし、子供の安全確認ができるなどの良い面もあるので、遅いほうがよいとは一概に言えません。
問題が起こるリスクを減らすには、家庭内でルールを決めることが大事ですね。
スマホを持たせるのは遅いほうがよい?
自分で責任を持って管理できる年齢を考えたら、スマホを持たせるのは遅いほうがよいでしょう。
しかし、子供の安全確認ができるというメリットもあるので、遅いほうがいいとは一概に言えません。
早めに持たせて、ルールやマナーを身につけさせたいと考える親もいるようです。
スマホを持たせる理由が特になければ、遅い方がよいでしょう。
(個人的には、中学では親と一緒に見る程度で、高校生からでよいのではと思います)
小・中学生にスマホを持たせる場合は、スマホルールについて子供と話し合いができるかが鍵ですね。
スマホを持たせない理由
スマホを持たせない理由は、たくさん思いつくのではないでしょうか。
「スマホ依存の心配」「成績が下がること」や「通信・通話料金がかかること」「ネットトラブル」「不適切ページの閲覧」があげられます。
大人でもトラブルは多いですし、スマホがあれば何でもできてしまうので心配です。
スマホを持たせる理由
子供にスマホを持たせる理由としては「親の安心のため」が多いかと思っていたのですが、「子どもが欲しがった」というのが一番多いようです。
友だちが持っていれば自分も欲しいと思うでしょうし、保護者も「周りの子どもが持っているなら…」と考えるのでしょう。
この他に「塾や習い事に通い始めた」「事件・事故・災害などの緊急連絡のため」という理由もあります。
例えばサッカークラブなど、クラブ内の連絡で必要に迫られて…という場合もあります。
スマホがないと連絡が取れない状況は、今後さらに増えそうですね。
現在のスマホは、GPS機能がついていますし便利なアプリもたくさんあります。
安全確認ができることも、スマホを持たせる大きな要因となっているのは間違いありません。
自然災害も多いですし、登下校中の事故など、もしもの時のために持たせたい気持ちはよくわかります。
子供にスマホを持たせる年齢は何歳くらいなのか解説
総務省の2021年の調査によると、子供にスマホを持たせる年齢で最も多いのは12歳でした。
総務省・我が国における青少年のインターネット利用に関わるフィルタリングにかかわる調査(PDF)
中学校入学の時期に、スマホを持たせることを考える人が多いのでしょう。
中学生になると部活も始まりますし、帰りが遅くなることも考えられます。
塾に通い始める人も増えるでしょう。
電車やバスを利用して通学する人もいますね。
このような場合に、親への連絡が必要になってくることが考えられるので、連絡手段としてスマホが必要になってくるのだと思います。
また、地域にもよると思いますが、小学校高学年でスマホを持ち始める子供も多いそうです。
未就学児でも持っている子もいるとのこと!
小学生のうちにスマホを持ち始める子供は年々増えていて、スマホを持ち始める年齢の平均は2019年で11.3歳、2021年で10.6歳となっていました。
スマホを持たせる年齢の低年齢化が進んでいますね。
ちなみに、わが家では上の子が小学校低学年ですが、スマホデビューはまだ先の予定です。
スマホ代はもちろん、我が子がゲームや動画ばかり見てしまうのでは…と想像すると、やっぱり不安ですね。
ただ、今の子たちは、幼いころから親などのスマホを見慣れているので、そこまで熱中しないかもしれません。
姪や甥の場合は、専用のスマホを持たせたのは中3くらいからでした。
中学校へのスマホ持ち込みは禁止だったことと、必要性を感じていなかったためです。
学校は歩いてすぐだったし、塾や習い事があっても、時間が決まっているのでわざわざスマホで連絡するようなことがなかったからです。
家族の連絡用に、中1くらいから親のお古のスマホを持たせてはいたのですが(Wi-Fi専用)、あまりゲームに関心が無い子たちだったのでトラブルもなく過ごせています。
スマホは小学生には悪影響?
小学生がスマホを持つことにはメリットもありますが、悪影響を及ぼすことも考えられます。
安全確認や連絡手段として考えているなら、小学生の間は、使う時だけ持たせるのがベストだと思います。
スマホを持たせるメリット
GPS機能で子どもの安全確認ができますし、防犯にもなります。
家族といつでも連絡がとれる安心感。
学習アプリの使用で、学ぶ意欲を高められる可能性があります。
スマホを持たせるデメリット
スマホ依存になると、睡眠不足や成績不良、視力低下につながります。
家族との会話が減る、外で遊ぶことが減るといったことも起こりうるでしょう。
SNSの使用を制限していない場合は、SNSでのトラブルも心配です(友達とメッセージのやり取りなど)。
ルール作り(話し合い)が大切
小学生にスマホを持たせることが悪影響とならないようにするためには、適切なルールを作ることが必要でしょう。
スマホの操作自体は、小学生でもあっという間に覚えてしまうと思います。
「ネットにはいい面もあるが危険もある」ということを、子供に丁寧に説明する必要があります。
しかし、いくら説明しても、小学生では理解するのが難しいと思うので、必要な時以外はなるべく持たせないようにしたほうが良いと思います。
大人でもいろんなトラブルがありますもんね。
もし、スマホを小学生に持たせるなら、スマホを使える時間を決めておきましょう。
(1日の上限は、スマホで設定できると思います)
フィルタリング(有害サイトへのアクセス制限)なしでは、スマホの契約ができないはずですが、ネットトラブルに巻き込まれないよう、SNSへの使用制限はしたほうが良いでしょう。
小学生なら、家族連絡用のSNS(LINEなど)が使えたら十分かなと思います。
また、通信・通話料金がかかること、スマホゲームでの課金についても注意が必要です。
実際、子どもが勝手に親のカードで課金して大変だった、という知人もいますので…。
あらかじめ、使って良いものを決めておき、それ以外は、その都度相談してもらうようにしましょう。
そして、もしトラブルが起きたら自分で解決しようとせず、すぐに相談するよう伝えておくことが重要です!
問題を未然に防ぐために、定期的に利用状況やルールの確認・修正をしましょう。
子供と話し合える環境づくりができれば、小学生がスマホを使用しても悪影響になることは少ないのではないでしょうか。
スマホ持ってない中学生あるあるを紹介
スマホ持ってない中学生あるあるは、友達とやり取りができないことでしょう。
特に、周りがみんなスマホを持っている場合です。
スマホを持っていれば、友達とすぐにつながれます。
遊ぶ約束をしたり、部活の連絡をしたり、宿題のことを聞けたり。
しかし、スマホを持っていないと、親のスマホを使っての連絡になりますね(これはこれであり)。
また、クラスや部活のSNSグループに入ることができないことも考えられます。
周りがスマホを持っている友達ばかりだと、SNSの話題についていけないことや、スマホゲームに参加できないこともあるあるです。
写真を撮ったり送り合ったりもできません。
(写真は、個人情報など流出のおそれがあるので気をつけないと怖いですね)
スマホの話題についていけず、疎外感を感じたり、孤立してしまうこともあるかもしれません。
友達と遊んでいる時に、みんながスマホいじっていて、ぽつーんとなったり。
せっかく会って遊んでいるのに、スマホばかりいじっているというのはどうなんだろうと思いますが…、これは大人でもあるあるな感じがします。
今の親が子供のころは、テレビや紙のマンガ、レコードやCD、プリクラの話題などで盛り上がっていたことが、今はスマホに置き換わっているので、当然と言えば当然です。
もし、中学生の子供がスマホを持っていなくて悩んでいるようなら、頭ごなしにダメ!と言わず、話を聞いて判断すべきところですね。
スマホは高校生からだと遅い?
スマホは、高校生からでも遅いということはないでしょう。
判断能力や、責任を持ってスマホを自己管理できる年齢を考えると、高校生からの方が適しているようにも思えます。
部活連絡などで必要だったり、先ほどのあるあるのように持っていないことで問題になるなら持たせた方がよいかと思いますが、それ以外で早く持たせる理由はないでしょう。
実際、高校生からと考えている親も結構います。
中学生のうちは、自宅から通う子供が多いと思います。
高校生になると、バスや電車を利用して通学する子が増えます。
中学の頃より、行動範囲も広くなります。
アルバイトができる年齢も、高校生からです。
中学生より高校生のほうが、スマホの必要性が高まってくるでしょう。
周りの状況や家庭の事情で、スマホを早く持たせる考えもありますが、高校生からでも遅くはないでしょう。